月に吠える
歌詞:
[日本語]
路傍の月に吠える
影一つ町を行く
満ちることも知らないで
夜はすっと深くまで
気が付けば人溜まり
この顔を眺めている
おれの何がわかるかと
獣の振りをする
一切合切放り出したいの
生きているって教えてほしいの
月に吠えるように歌えば嗚呼、鮮やかに
アイスピックで地球を砕いてこの悪意で満たしてみたいの
月に吠えるように歌えば
嗚呼、我が儘にお前の想うが儘に
...
青白い路傍の月
何処だろう、と人は言う
誰にも見えていないのか
この醜い獣
指を差した方へ向く
顔の無いまま動く
何かがおれを見ている
波止場のあの影で
一切合切信じていないの
誰もお前に期待していないの
月に吠えるように歌えば嗚呼、鮮やかに
硬いペンを湖月に浸して波に線を描いてみたいの
月に吠えるように歌えば嗚呼、艶やかに
時間の赴くままに
...
あぁ 皆おれをかわいそうな病人と、そう思っている！
...
一切合切放り出したいの
ま、まだ世界を犯し足りないの
月に吠えるように歌えば、嗚呼鮮やかに
アイスピックで頭蓋を砕いて温いスープで満たしてほしいの
月に吠えるように歌えよ
嗚呼、喉笛の奥に住まう獣よ
この世界はお前の想うが儘に
...
路傍の月に吠える
...
この曲の語彙:
| 語彙 | 意味 |
|---|---|
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月 /tsuki/ A1 |
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吠える /hoeru/ B1 |
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影 /kage/ A2 |
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町 /machi/ A2 |
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生きる /ikiru/ B1 |
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悪意 /akui/ B2 |
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想う /omou/ B1 |
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動く /ugoku/ B1 |
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信じる /shinjiru/ B2 |
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時間 /jikan/ A1 |
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病人 /byoujin/ B2 |
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世界 /sekai/ A1 |
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鮮やか /azayaka/ B2 |
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硬い /katai/ B1 |
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指 /yubi/ A2 |
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波止場 /hajimeba/ B2 |
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文法:
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知らないで
➔ 動詞のた形 + では、条件や手段を表し、ここでは『知らないまま』の意味。
➔ この表現は、「知らない」状態のまま何かを行うことを示すもので、方法や条件を表す。
-
一切合切
➔ 慣用句で、'すべて'や'すべてのこと'を強調して表す表現。
➔ すべてを強調して示す表現。例：「一切合切」とは、何も除外しないすべてを指す。
-
ように歌えば
➔ 意向形 + ば の形で、「もし〜すれば」という意味を表し、条件や提案を示す。
➔ 意向形に助詞の「ば」を付けて「もし〜すれば」という条件や仮定を表す表現。
-
獣の振りをする
➔ 名詞 + の + ふりをするは、「〜のふりをする」で『〜のふりをしている』、偽装や演技。
➔ 名詞 + の + ふりをするは、「振りをする」の形で、〜に見せかける、真似る表現。
-
ごとく
➔ 正式または文学的な表現で、「〜のように」や「〜のごとく」の意味。
➔ 一方を他方と比較する際に、「〜のごとく」や「〜のように」と言う時に使われる表現。
