ネーブルオレンジ – 日本語の歌詞

• 歌手: 乃木坂46
• アルバム: ネーブルオレンジ

歌詞と翻訳

[日本語]

ネーブルオレンジ 一つだけ手にして

君の街まで電車に乗った

春は何かを思い出させる

切なくて甘酸っぱい香りが 誘うんだ

窓の外に 雲ひとつない空

僕の気持ちは 早送りされる

君に会えたら 何が言えるのだろうか？

スーパーマーケットに並んだ あの季節

ネーブルオレンジ 両手で包んで

恋の甘さを今さら思う

君が一番好きだと言った柑橘の青春は

どこへ消えたのか？

...

ネーブルオレンジ 頬に近づけて

この瑞々しさにくちづけしたくなる

ボールみたいに上へと投げながら

今の現実はちゃんと受け止める

そして 初めて降りた駅の改札は

僕にどんな物語見せるのか？

ネーブルオレンジ なぜに握りしめて

僕は知らない街へ来たのか？

この香りに惹かれ どこかで君が

気づいてくれたなら あの頃を語り合おう

...

少し厚めのこの皮のその中に

僕が大切にしてた君がいる あぁ

ネーブルオレンジ 両手で包んで

恋の甘さを今さら思う

君が一番好きだと言った柑橘の青春は

どこへ消えたのか？

なんてセンチメンタルな記憶

まさか会えるわけなどないのに

あぁ それでもいい（それでもいい）

君が住んでいると聞かされた

街を一目見たかっただけだ

片想い ネーブルオレンジ

...

主要な語彙

語彙	意味
ネーブルオレンジ nēburu orenji B1	noun - ネーブルオレンジ
手 te A1	noun - 手
街 machi A1	noun - 街
電車 densha A1	noun - 電車
春 haru A1	noun - 春
香り kaori A2	noun - 香り
窓 mado A1	noun - 窓
雲 kumo A1	noun - 雲
気持ち kimochi A2	noun - 気持ち
季節 kisetsu A2	noun - 季節
恋 koi B1	noun - 恋
甘さ amasa B1	noun - 甘さ
柑橘 kan kitsu B2	noun - 柑橘
青春 seishun B2	noun - 青春
頬 hoho A2	noun - 頬

主要な文法構造

• ネーブルオレンジ 一つだけ手にして

  ➔ 〜て (te) 形: 一連の動作や状態を表す

  ➔ "手にして" (te ni shite) は動詞「手にする」の「て」形です。「手にする」は「手で持つ」という意味です。ここでは、オレンジを手に持った状態で次の行動に移ることを表しています。

• 切なくて甘酸っぱい香りが 誘うんだ

  ➔ 〜んだ (nda): 説明や強調を表す

  ➔ "誘うんだ" (sasounda) で文が終わっています。最後の "nda" は説明や強調のニュアンスを与えます。「誘うのはその香りなのだ」という感じです。

• 僕の気持ちは 早送りされる

  ➔ 受身形（される - sareru）

  ➔ "早送りされる" (hayaokuri sareru) は「早送りされる」という意味です。"sareru" は動詞 "suru" (する) の受身形であり、話者の気持ちが働きかけられていることを示しています。感情が不随意かつ迅速に湧き上がる様子を文学的に表現しています。

• 君に会えたら 何が言えるのだろうか？

  ➔ 〜たら (tara): 仮定や可能性を表す条件形

  ➔ "会えたら" (aetara) は動詞 "会う" (au - 会う) の条件形です。 「もし会えたら」または「会うことができたら」という意味です。仮説的な状況を表します。

• 君が一番好きだと言った柑橘の青春は どこへ消えたのか？

  ➔ 〜と言った (to itta): 埋め込み文

  ➔ "君が一番好きだと言った柑橘の青春は" には、埋め込み文が含まれています。"君が一番好きだと言った" (kimi ga ichiban suki da to itta) は、「あなたが一番好きだと言った」という意味です。フレーズ全体で柑橘類に関連する青春の思い出を説明します。

• どこかで君が 気づいてくれたなら あの頃を語り合おう

  ➔ 〜てくれる (te kureru): 誰かが話者のために何かをしてくれる; 〜なら (nara): 条件形

  ➔ "気づいてくれたなら" (kizuitte kureta nara) は「あなたが（私のために）気づいてくれたら」という意味です。 "kureru" は、彼女が気づくことが話者にとって有益であることを示します。 "nara" はそれを条件付きにします。 "語り合おう (katariaou)" は意志形であり、「一緒に話しましょう」という意味です。

• まさか会えるわけなどないのに

  ➔ 〜わけがない (wake ga nai): 〜はずがない、〜ことはありえない

  ➔ "会えるわけなどないのに" (aeru wake nado nai noni) は「会えるはずがないのに」という意味です。"wake ga nai" は、不可能または非常に低い確率を表します。