mimosa – 日本語の歌詞

• 歌手: 浜崎あゆみ

歌詞と翻訳

[日本語]

「ひとつだけ昔の自分にかけてあげられる

としたならどんな言葉にしますか？」

そんな質問よくあるよね

お決まりの台詞に聴こえるかも知れないけど

「努力は報われるから大丈夫だよ」って

きっとあの涙の苦さを忘れずにいるから

大人になったからって全てがうまく

いく訳じゃないと知れたから歩いてるんだろう

傷は時間と共に癒えるんじゃなくて

笑顔をどれだけ上書き出来るかじゃないかな

その為に今日も諦めずに生きてんじゃないかな

最後から数えることなんて大袈裟すぎるし

実感が湧かないしってあっけらかんと

言っていた日々は遠くなってシュールさに

ぎゅっとなる

人を心の底から信じるだなんて

何かに本気で人生賭けるだなんて

今の時代にまるで合ってないことはさぁ

わかってんだけどそれでもねぇ

やっていくんだよ

だって 此処が君の居る世界なんだから

...

知らない人ほど言う

「大変ですね」って「わかりますよ」って

言葉が虚無感の輪になって割れた

大人になったからって全てがうまく

いく訳じゃないと知れたから歩いてるんだろう

傷は時間と共に癒えるんじゃなくて

笑顔をどれだけ上書き出来るかじゃないかな

その為に今日も諦めずに生きてんじゃないかな

人を心の底から信じるだなんて

何かに本気で人生賭けるだなんて

今の時代にまるで合ってないことはさぁ

わかってんだけどそれでもねぇ

やっていくんだよ

だって此処が君の居る世界なんだから

...

主要な語彙

語彙	意味
努力 /doʊ.ɾjoʊ.kɯ/ B1	noun - 目的達成のために力を尽くすこと。一生懸命にやること。
報われる /mɯ.kɯ.wa.ɾe.ɾɯ/ B2	verb - 努力や行いに対して見返りを得る。報いを受ける。
涙 /na.mi.da/ A2	noun - 悲しみ、喜び、痛みなどの感情によって目から流れ出る液体。
苦さ /ni.ɡa.sa/ B1	noun - 苦い味。また、辛い経験や感情。
大人 /o.to.na/ A2	noun - 成長して一人前になった人。
傷 /ki.zɯ/ B1	noun - 体についたけが。また、心の痛みや損害。
癒える /i.e.ɾɯ/ B2	verb - 病気や傷が治る。心が安らぐ。
笑顔 /e.ɡa.o/ A2	noun - にこにこした顔。笑っている顔。
上書き /ɯ.wa.ɡa.ki/ B2	noun - 既存のデータや文字の上に新しいものを書くこと。更新。 verb - 既存のデータや文字の上に新しいものを書く。
諦める /a.ki.ɾa.me.ɾɯ/ B1	verb - 望みや計画を捨ててしまう。
実感 /d͡ʑik.kaɴ/ B2	noun - 実際に経験して得られる確かな感覚。
遠い /to.o.i/ A1	adjective - 空間的に離れている。時間的に隔たりがある。
信じる /ɕin.d͡ʑi.ɾɯ/ A2	verb - 確かなものとして受け入れる。疑わない。
人生 /d͡ʑin.se.e/ B1	noun - 生まれてから死ぬまでの間。人の世の営み。
賭ける /ka.ke.ɾɯ/ B1	verb - 運を天に任せて金品などを争う。危険を冒して物事を行う。
時代 /d͡ʑi.da.i/ B1	noun - 歴史上の特定の時期。現代。
虚無感 /kjo.mɯ.kaɴ/ C1	noun - 何もかもが無意味に感じられる感覚。
割れる /wa.ɾe.ɾɯ/ A2	verb - 一つのものが二つ以上に分かれる。分裂する。
歩く /a.ɾɯ.kɯ/ A1	verb - 足を交互に出して進む。
心 /ko.ko.ɾo/ A1	noun - 感情や思考の中心。精神。

主要な文法構造

• 「ひとつだけ昔の自分にかけてあげられるとしたならどんな言葉にしますか？」

  ➔ 仮定条件 (~としたら / ~としたなら)

  ➔ **仮定的な状況や前提**を述べる際に使われます。「もし～としたら」の形でよく使われ、ここでは「**としたなら**」で「もし～すると仮定するなら」という意味になります。

• お決まりの台詞に聴こえるかも知れないけど

  ➔ 可能性の表現 (~かも知れない)

  ➔ 何かがそうである**可能性がある**ことを示します。「**かも知れない**」は「～かもしれない」「～の可能性がある」という意味です。

• きっとあの涙の苦さを忘れずにいるから

  ➔ 継続的に～しない (~ずにいる)

  ➔ `~ずに`は「～ないで」と同じ意味で、「～しないで」と**継続している状態**を表す「いる」が組み合わさっています。 「**忘れずにいる**」は「忘れずにその状態が続いている」という意味です。

• 大人になったからって全てがうまくいく訳じゃないと知れたから歩いてるんだろう

  ➔ 期待の否定 / ～というわけではない (~訳じゃない)

  ➔ 一般的な**思い込みや期待、通念を否定する**際に使われます。「～というわけではない」という意味。ここでは「**うまくいく訳じゃない**」で「全てがうまくいくというわけではない」という意味です。

• 傷は時間と共に癒えるんじゃなくて

  ➔ XではなくYである (~んじゃなくて)

  ➔ `~のではないで`や`~わけではなくて`の話し言葉の形です。**誤解を正したり、何が真実でないかを述べ、代わりに何が真実かを説明する**際に使われます。 「**癒えるんじゃなくて**」は「癒えるのではなく、むしろ～」という意味です。

• 笑顔をどれだけ上書き出来るかじゃないかな

  ➔ 同意を求める / 軽い断定 (~じゃないかな)

  ➔ 文末によく使われる表現で、「～ではないだろうか」と同様に、**同意を求めたり、自分の考えを控えめに提示する**際に使われます。 「**じゃないかな**」は「～なのではないだろうか」「～なのではないかと思う」という意味です。

• その為に今日も諦めずに生きてんじゃないかな

  ➔ 目的を表す (~為に)

  ➔ ある行為の**目的や目標**を表します。名詞の場合は「Nのために」、動詞の場合は「Vるために」の形で使われます。ここでは「**その為に**」で「その目的のために」という意味です。

• 人を心の底から信じるだなんて

  ➔ 驚きや不信感の表現 (~だなんて)

  ➔ 驚きや呆れ、軽蔑、あるいは感動など、話し手の**強い感情を込めて、ある事柄を話題にする**際に使われます。 「～なんて」と同じ意味で、ここでは「**信じるだなんて**」で「人を信じるなんて、とんでもない/ありえない」といったニュアンスです。

• わかってんだけどそれでもねぇ

  ➔ 説明 / 接続の助詞 (~んだけど)

  ➔ 会話でよく使われる接続助詞で、**話題を導入したり、前置きをしたり、本題に入る前に軽い疑問や矛盾、あるいは対比を示す**際に使われます。 「**わかってんだけど**」は「分かっているんだけど（でも）」という意味です。

• やっていくんだよ

  ➔ 継続的な動作 / 未来への動作 (~ていく)

  ➔ 動作が**現在から将来に向けて進行していく**こと、あるいは**動作が遠ざかっていく**ことを表します。 「**やっていく**」は「これからも続けていく」「（困難なことも）こなしていく」といった意味です。