後悔史 – 日本語の歌詞

• 歌手: Tani Yuuki
• アルバム: 航海士

歌詞と翻訳

[日本語]

泳いで、泳いで、深く沈む君の元まで

伸ばしたこの手が変える未来を見たい

音も光もない理想郷

重すぎた祈りの不始末を削り取って行く足跡

晴らせたい雨があるからと

傘を広げた先の誰かを傷つけてしまう

冷たい心 離れた手を

遠のく声も諦めたくないよ

もう、手遅れにならないように

泳いで、泳いで、深く沈む君の元まで

伸ばしたこの手が変える未来を見たい

偶然？ 必然？ いつか終わってしまう命なら

明日も君と淡い夢を見たい

出会いは別れ 旅は道連れ

分かり合えたはずの友でさえ

争いは絶えずまた別れて

信じるから裏切られるのだと

背負った想い出の数に刺されても

進み続けてく足跡

醜い心 止まない声も

始まってしまうと終わりがないよ

もう二度と見失わないように

泳いで、泳いで、深く沈む君の元まで

掴んだその手が変える未来を見たい

偶然？ 必然？ 正解なんてないんだとしたら

明日も君の笑う顔が見たい

誰しも最初で最後を生きている

荒波の真ん中でその身ひとつ

吐き出す泡に意味なんてなくてもいい

だけど...

泳いでも、泳いでも、深く沈む日々の狭間で

“頼りない”けど、確かに照らす光を見た

泳いで、泳いで、深く沈む日々に僕らで

繋いだこの手が変える未来を見たい

偶然？ 必然？ 一度出会ってしまった命だから

明日も君と淡い夢を見たい

主要な語彙

語彙	意味
泳ぐ oyogu A2	verb - 泳ぐ
君 kimi A1	noun - 君
手 te A1	noun - 手
未来 mirai A2	noun - 未来
光 hikari A2	noun - 光
心 kokoro B1	noun - 心
命 inochi B1	noun - 命
夢 yume A2	noun - 夢
変える kaeru A2	verb - 変える
沈む shizumu B1	verb - 沈む
離れる hanareru B1	verb - 離れる
諦める akirameru B2	verb - 諦める
繋ぐ tsunagu B1	verb - 繋ぐ
深い fukai A2	adjective - 深い
冷たい tsumetai A2	adjective - 冷たい
頼りない tayorinai B2	adjective - 頼りない
確か tashika B1	adjective - 確か
足跡 ashiato B1	noun - 足跡
声 koe A2	noun - 声

主要な文法構造

• 削り取って行く足跡

  ➔ Vていく (変化や動作が進行していく様子、またはある地点から遠ざかる様子を表す)

  ➔ 文法「Vていく」（削り取って"行く"）は、ある動作が時間とともに進行していく様子や、話し手の現在の状態から遠ざかっていく様子を表します。ここでは、「足跡」が徐々に「削り取られていく」様子、または「削り取られ続けていく」様子を示唆しています。

• 伸ばしたこの手が変える未来を見たい

  ➔ Vたい (願望) + 関係節

  ➔ 「Vたい」（見"たい"）は、何かをしたいという願望を表します。「伸ばしたこの手が変える未来」は、「未来」を修飾する関係節で、「この伸ばした手が変えるだろう未来」という意味になります。

• 手遅れにならないように

  ➔ Vないように (〜しないように、〜しないために)

  ➔ 「Vないように」（なら"ないように"）は、否定的な目的や目標を表し、「手遅れにならないように」という意味になります。

• いつか終わってしまう命なら

  ➔ Vてしまう (完了/残念) + なら (条件)

  ➔ 「Vてしまう」（終わって"しまう"）は、動作が完全に終わることを表し、しばしば残念な気持ちや避けられない状況のニュアンスを含みます。「なら」は条件を表す助詞で、「〜であるならば」という意味です。

• 分かり合えたはずの友でさえ

  ➔ Vたはず (〜したはずだ) + さえ (〜でさえ)

  ➔ 「Vたはず」（分かり合えた"はず"）は、何かが起こったはずだ、または真実であるはずだという強い期待や確信を表します。「さえ」は「〜でさえ」「〜までも」という意味で、強調を加えます。

• 信じるから裏切られるのだと

  ➔ Vられる (受身) + のだ (説明/強調)

  ➔ 「Vられる」（裏切ら"れる"）は受身形であり、「裏切られる」という意味です。「のだ」（または「んだ」）は、説明や理由を述べたり、話し手の確信を強調したりする役割があります。

• 背負った想い出の数に刺されても

  ➔ Vても (〜ても) + 受身形（〜に刺される）

  ➔ 「Vても」（刺され"ても"）は、「〜しても」「〜にもかかわらず」という意味を表します。受身形「〜に刺される」は、「に」で示される行為者（ここでは「想い出の数」）によって刺されることを意味します。

• 正解なんてないんだとしたら

  ➔ 〜なんて (〜なんて) + のだ (説明) + としたら (〜としたら)

  ➔ 「〜なんて」（正解"なんて"）は、何かに対する軽蔑的または強調的な態度を表し、しばしば取るに足らないことや信じられないことを示唆します。「んだ」（のだ）は、先行する文を明確にしたり強調したりします。「としたら」（だ"としたら"）は仮定の条件を表し、「〜であるならば」という意味です。

• 意味なんてなくてもいい

  ➔ Vなくてもいい (〜なくてもいい) + なんて (〜なんて)

  ➔ 「Vなくてもいい」（なく"てもいい"）は、「〜する必要がない」「〜しなくても大丈夫だ」という意味です。「なんて」（意味"なんて"）は、ここでは何かが重要でない、取るに足らないという考えを強調し、その意味が問題ではないことを示しています。