明日への扉 – 日本語の歌詞

• 歌手: 川嶋あい

歌詞と翻訳

「明日への扉」を通じて、日本語の美しい感情表現と詩的な比喩を学びましょう。この曲には「25時の空」といった独創的な時間表現や、恋愛の微妙な感情を描写する豊かな語彙が満載です。川嶋あいの透き通るような声と純粋な歌詞が融合し、日本のポップ音楽の魅力を存分に味わえます。恋愛の始まりの不安と喜び、未来への希望を表現する言葉を学ぶことで、より自然で感情豊かな日本語を身につけることができるでしょう。

[日本語]

じゃあ　よろしくお願い致します

光る汗、Tシャツ、出会った恋 誰よりも輝く君を見て

初めての気持ちを見つけたよ 新たな旅が始まる

雨上がり、気まぐれ、蒼い風 強い日差し

いつか追い越して

これから描いて行く恋の色 始まりのページ彩るよ

占い雑誌 ふたつの星に

二人の未来を重ねてみるの

かさぶただらけ とれない心

あなたの優しさでふさがる

いつの間にか すきま空いた 心が満たされて行く

ふとした瞬間の さり気ない仕草

いつの日にか 夢を語る あなたの顔をずっと

見つめていたい 微笑んでいたい

大切な何かを守るとき 踏み出せる一歩が勇気なら

傷つくことから逃げ出して いつもただ遠回りばかり

行き場なくした強がりのクセが

心の中で戸惑っているよ

初めて知ったあなたの想いに

言葉より涙あふれてくる

少し幅の違う足で 一歩ずつ歩こうね

二人で歩む道 でこぼこの道

二つ折りの白い地図に 記す小さな決意を

正直に今 伝えよう

耳元で聞こえる二人のメロディー

溢れ出す涙こらえて

ありきたりの言葉 あなたに言うよ

「これからもずっと一緒だよね…」

抑えきれない この気持ちが 25時の空から

光る滴として 降り注いだ

気がついたら 心の中 やさしい風が吹いて

明日への扉 そっと開く

言葉が今 時を越えて 永遠を突き抜ける

幾つもの季節を通り過ぎて

たどり着いた 二人の場所 長すぎた旅のあと

誓った愛を育てよう

主要な語彙

語彙	意味
明日 /ashita/ A1	noun - 明日
扉 /tobira/ A2	noun - 扉
光る /hikaru/ A2	verb - 光る
汗 /ase/ A1	noun - 汗
気持ち /kimochi/ A2	noun - 気持ち
恋 /koi/ A2	noun - 恋
風 /kaze/ A1	noun - 風
日差し /hizashi/ B1	noun - 日差し
未来 /mirai/ A2	noun - 未来
心 /kokoro/ A1	noun - 心
優しさ /yasashisa/ B1	noun - 優しさ
夢 /yume/ A1	noun - 夢
勇気 /yuuki/ A2	noun - 勇気
涙 /namida/ A1	noun - 涙
道 /michi/ A1	noun - 道
決意 /ketsui/ B1	noun - 決意
言葉 /kotoba/ A1	noun - 言葉
永遠 /eien/ B1	noun - 永遠
季節 /kisetsu/ A2	noun - 季節
愛 /ai/ A2	noun - 愛

主要な文法構造

• じゃあ　よろしくお願い致します

  ➔ 丁寧な命令・依頼の形（〜お願い致します）

  ➔ これは、会議の冒頭や誰かに仕事を任せるときによく使われる丁寧な表現です。「どうぞよろしくお願いします」という意味です。

• 誰よりも輝く君を見て

  ➔ 比較の助詞「より」; 動詞の「～て」形

  ➔ 「より」は「～より」という意味で、比較を表します。動詞の「～て」形は、前の動作に続く動作や感情を表します。「誰よりも輝く君を見て」は「誰よりも輝いている君を見て、」という意味になります。

• いつか追い越して

  ➔ 副詞＋動詞

  ➔ 「いつか」は「いつか」という意味の副詞で、「追い越して」という動詞を修飾します。「追い越して」は「追い越す」のて形です。

• あなたの優しさでふさがる

  ➔ 助詞「で」原因や手段を表す

  ➔ ここで、「で」はあなたの優しさが、何か（おそらく心）が満たされる/ふさがれる原因/手段であることを示しています。優しさが「原因」です。

• いつの日にか 夢を語る あなたの顔をずっと

  ➔ 名詞を修飾する関係節; 助詞「を」

  ➔ 「夢を語る あなたの顔」は関係節です。「夢を語る」は、見たい顔がどんな顔かを説明しています。「を」は直接目的語を示します。ここでは「顔」を指します。

• 大切な何かを守るとき 踏み出せる一歩が勇気なら

  ➔ 条件節（とき...なら）

  ➔ この文は、「とき...なら」を使って条件文を作っています。「大切な何かを守るとき」は「大切な何かを守るとき」という意味です。「踏み出せる一歩が勇気なら」は「踏み出せる一歩が勇気なら」という意味です。

• 行き場なくした強がりのクセが 心の中で戸惑っているよ

  ➔ 名詞を修飾する過去形の動詞; 現在進行形/状態を表す「〜ている」形

  ➔ 「行き場なくした強がりのクセ」は「行く場所を失った強がりの癖」という意味です。「行き場なくした」は過去形の動詞句で、「強がりのクセ」を修飾しています。「戸惑っている」は困惑している状態を示しています。

• 少し幅の違う足で 一歩ずつ歩こうね

  ➔ 名詞を修飾する形容詞; 意志形 (歩こう)

  ➔ 「少し幅の違う足」は「少し幅の違う足」という意味です。「違う」は「足」を修飾する形容詞です。歩こう(arukou) は歩く(aruku) の意志形で、「歩きましょう」という意味です。

• ありきたりの言葉 あなたに言うよ 「これからもずっと一緒だよね…」

  ➔ 「と」を使った直接引用; 質問マーカー「よね」

  ➔ 「と」は直接引用を示すために使用されます。「これからもずっと一緒だよね…」は引用された文です。「よね」は、聞き手に確認や同意を求めるときに使う文末助詞です。「…だよね？」や「…でしょう？」のように訳されます。

• 明日への扉 そっと開く

  ➔ 名詞＋助詞「への」方向・目的地を示す

  ➔ 「への」は、方向や目的地を示し、この場合は「明日への扉」で「明日への」という意味です。助詞の「へ」と「の」が組み合わさっています。