死んだふり – 日本語の歌詞

• 歌手: 櫻坂46
• アルバム: Make or Break

歌詞と翻訳

[日本語]

このまま死んだふりしていようか？

1mm(イチミリ)も動かないで

一人で死んだふりするしかない

もう呼吸なんかしない

あれ　これか　いや　そっち　どれも

いつも指示されてるばかり

僕の意思そのものは

どこへ行ってしまったんだ？

何も語れず　反抗できず

従うだけの弱い自分

誰かに死んだふりさせられて

何のために生きているのか？

いつからか死んだふりしていたのは

気づかれたくないから

突(つつ)かれても死んだふりし続けてる

ボロ雑巾みたいなもの

頑なに死んだふり貫くのは

防御本能さ

No!　無理だ！　拒否！　嫌！　ごめん！

何も妥協できやしない

そう誰に対しても

見えないバリアを張ってしまう

絶望してた　たった今まで

この世界は暗闇だけ

もう一度　生き返れ　僕自身

情熱は隠してただけ

今すぐに　生き返れ　瞼(まぶた)開(あ)けて

さあ魂の再生

何でもいい　生き返れ　蘇(よみがえ)ろう

やり残した夢があるよ

何度でも　生き返れ　それが人生

永遠に続く

信念こそ

命を燃やすエネルギー

誰かに死んだふりさせられて

何のために生きているのか？

いつからか死んだふりしていたのは

気づかれたくないから

突(つつ)かれても死んだふりし続けてる

ボロ雑巾みたいなもの

頑なに死んだふり貫くのは

防御本能さ

主要な語彙

語彙	意味
死ぬ /ɕinɯ/ A1	verb - 生物の生命活動が停止する
ふり /ɸɯɾi/ B1	noun - ある物事のように見せかけること
生きる /ikiɾɯ/ A1	verb - 生命を保つ
生き返る /ikikaeɾɯ/ B1	verb - 一度死んだものが再び生きる
蘇る /jomiɡaeɾɯ/ B2	verb - 一度滅びたものが再びもとの状態になる、生き返る
動く /ɯɡokɯ/ A1	verb - 位置が変わる、機械などが作動する、心が揺り動かされる
従う /ɕitaɡawɯ/ B1	verb - 命令・方針などにそって行動する、あとについて行く
反抗 /haŋkoː/ B2	noun - 権威や命令などに逆らうこと
弱い /jowai/ A1	adjective - 力や能力が劣っている、耐久性がない
気づく /kid͡zɯkɯ/ A2	verb - それまでわからなかったことに感づく、意識を取り戻す
貫く /t͡sɯɾanɯkɯ/ B2	verb - 突き通す、初めから終わりまで変えずに続ける、道理を明らかにする
防御 /boːɡjo/ B2	noun - 敵の攻撃などを防ぎ守ること
本能 /honːoː/ B2	noun - 生まれつき持っている、ある行動をしようとする性向
絶望 /d͡zet͡sɯboː/ B2	noun - 希望を失い、全く望みが持てなくなること verb - 絶望する
情熱 /d͡ʑoːnet͡sɯ/ B2	noun - ある物事に対する激しく強い感情や意欲
魂 /tamaɕii/ B2	noun - 肉体に宿って生命や精神をつかさどると考えられるもの
再生 /saisei/ B2	noun - 一度滅びたものが再び生き返ること、再び盛んになること、ごみを資源として再利用すること verb - 再生する
夢 /jɯme/ A1	noun - 睡眠中に見る、心に描く将来の希望
信念 /ɕinːen/ B2	noun - 正しいと固く信じている事柄
命 /inot͡ɕi/ A1	noun - 人や動物などが生きている原動力、生命活動そのもの

主要な文法構造

• このまま死んだふりしていようか？

  ➔ 意志形 + か (~ていようか)

  ➔ 「"していようか"」は、継続アスペクトの「〜ている」の意志形に疑問の「か」が付いたもので、ある状態を続けることについての穏やかな提案、自問、または反語的な質問を表します。

• 1mm(イチミリ)も動かないで

  ➔ も + 否定 (も + 否定)

  ➔ 助詞「"も"」が否定形「"動かないで"」と共に使われ、「少しも〜ない」「全く〜ない」といった強調を表します。ここで「"動かないで"」は否定の命令形、または依頼を表し、「動かないでくれ」という意味になります。

• 一人で死んだふりするしかない

  ➔ 〜しかない (~shika nai)

  ➔ 「"〜しかない"」は、文字通り「〜以外に何もない」という意味で、先行する行動や物事以外に選択肢がないことを表します。「〜するしかない」「〜だけしかできない」といった意味合いを持ちます。

• もう呼吸なんかしない

  ➔ 〜なんか (〜nanka)

  ➔ 助詞「"なんか"」は、名詞や動詞の後に付けて、軽蔑、侮蔑、または価値を低く見る気持ちを表します。また、「〜のようなもの」「〜といった類」といった意味で、多くの場合、否定的なニュアンスを伴います。

• どこへ行ってしまったんだ？

  ➔ 完了・後悔 (~てしまう)

  ➔ 「"〜てしまった"」は、ある行為が完了したことを表し、多くの場合、後悔、残念な結果、または予期せぬ終わりといったニュアンスを伴います。語尾の「"んだ"」は、説明を求める、または強調する際に使われる説明形（の+だ）です。

• 何も語れず　反抗できず

  ➔ 否定の接続 (~ず)

  ➔ 「"〜ず"」は、「〜しないで」や「〜なくて」と同様に「〜することなく」「〜せずに」という意味を表す、よりフォーマルまたは文学的な否定の接続形です。文語や硬い表現でよく用いられます。

• 誰かに死んだふりさせられて

  ➔ 使役受身形 (~させられる)

  ➔ 動詞「"させられて"」は使役受身形（〜させられる）で、「他人によって何かをさせられる」「何かを強制される」という意味を表します。ここでは「死んだふりをさせられる」という意味になります。

• 突(つつ)かれても死んだふりし続けてる

  ➔ 逆接・譲歩「〜ても」 (~temo)

  ➔ 「"〜ても"」は、譲歩の条件を表し、「たとえ〜ても」「〜にもかかわらず」という意味を持ちます。主節の行為が条件に関わらず起こることを示します。「"し続けてる"」は「し続けている」の縮約形で、「〜し続ける」という継続を表す複合動詞です。

• ボロ雑巾みたいなもの

  ➔ 〜みたいなもの (~mitai na mono)

  ➔ 「"〜みたいなもの"」は、比較や類似を示す際、または例を挙げる際に用いられる表現です。文字通り「〜のようなもの」「〜といった類のもの」という意味になります。

• 何も妥協できやしない

  ➔ 強い否定 (~やしない)

  ➔ 「"〜やしない"」は、動詞の連用形に付いて、ある行為や可能性を強く否定する強調表現です。「全く〜ない」「とても〜するはずがない」といった意味を持ち、往々にして苛立ちや諦めのニュアンスを伴います。

• 信念こそ

  ➔ 強調の助詞「こそ」 (~koso)

  ➔ 助詞「"こそ"」は、先行する語句を強調する強調の助詞で、「〜こそ」「まさに〜が」「これこそが〜」といった意味を表します。先行する要素が最も適切である、または決定的なものであることを強調します。