チューリップ
歌詞:
[日本語]
染まりきった私
今さら変えられないの
物語った私
後書きへの助走ルート
振りほどいたあなた
蝶がちょっと見え隠れ
それだけでも終わりなの
散文的な変わり目
優秀賞なんていらない
過去になっていくあなたの
置き土産の色が濃くなって
ひたすら苦しいよ
さよならがもうどうにもならないなら
せめて私を寒くなさって
あなたが切った夜は
少し大きすぎた
雲行きはずっと分かってたけど
一縷の光に期待してたの
私馬鹿だからさ
まだ願いたいよ
色を変えたあなた
壊れきった私を見て
差し出そうとした手を引っ込めた
そう見えたの
憂愁に閉ざされてた
そんな時に励まされるのも
あなたの記憶だった
苦しいな
ああ、苦しいな
終われないって私がいくら喚いたとて
あなたは首を横に振る
冷たくなった光に
やけに青白くて
過去にならなきゃ
2番目でも構わないって
口を開こうとしたけど
閉じてしまったものは
もう戻らなくて言えない
...
二つに割れた夜に
移ろうチューリップの香り
夢を満たして
涙を誘うよ
私にはもうどうにもできないから
あなたの袖を掴むことくらいしかできない
さよならがもうどうにもならないなら
せめて私を寒くなさって
あなたが切った夜は
少し大きすぎた
赤かったふたりは
今日で終わって雪に混じりあった
あなたの望む色になった
ああ、寒いな
...
この曲の語彙:
| 語彙 | 意味 |
|---|---|
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私 /わたし/ A1 |
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変える /かえる/ A2 |
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物語 /ものがたり/ B1 |
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助走 /じょそう/ B2 |
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苦しい /くるしい/ B1 |
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記憶 /きおく/ B2 |
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光 /ひかり/ A2 |
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色 /いろ/ A1 |
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夢 /ゆめ/ A1 |
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涙 /なみだ/ A2 |
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寒い /さむい/ A1 |
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終わり /おわり/ A2 |
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切る /きる/ A2 |
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青白い /あおじろい/ B2 |
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望む /のぞむ/ B1 |
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混じる /まじる/ B2 |
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文法:
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今さら変えられないの
➔ これは可能形と否定形を用いて、「できない」を表す表現です。
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後書きへの助走ルート
➔ 助走ルートは方向や目的を示す助詞『へ』と名詞を組み合わせた表現です。
➔
-
振りほどいたあなた
➔ これは動詞『振りほどく』の過去形で、「振りほどく」（振りはらう）を意味します。
➔
-
それだけでも終わりなの
➔ これは助詞『でも』を使い、「それだけでも」が「それだけで終わる」と意味します。
➔
-
過去にならなきゃ
➔ これは条件表現で、動詞の否定形として『ならなければ』の短縮形です。
➔
-
閉じてしまったものは
➔ 'しまった'は動詞『しまう』の過去形や完了・後悔を表す表現です。
➔
-
あなたの望む色になった
➔ '望む'は「望む色」を修飾し、『なった』は過去形で 'になった'です。
➔
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寒いな
➔ 'な'は感情や気持ちを表す終助詞で、「寒い」（寒いな）を表現します。
➔
