春雷
歌詞:
[日本語]
現れたそれは春の真っ最中 えも言えぬまま輝いていた
どんな言葉もどんな手振りも足りやしないみたいんだ
その日から僕の胸には嵐が 住み着いたまま離れないんだ
人の声を借りた 蒼い眼の落雷だ
揺れながら踊るその髪の黒が 他のどれより嫋やかでした
すっと消えそうな 真っ白い肌によく似合ってました
あなたにはこの世界の彩りが どう見えるのか知りたくて今
頬に手を伸ばした 壊れそうでただ怖かった
全てはあなたの思い通り 悲しくって散らばった思いも全て
あなたがくれたプレゼント
ゆらゆら吹かれて深い惑い 痛み 憂い 恋しい
言葉にするのも 形にするのも そのどれもが覚束なくって
ただ目を見つめた するとあなたはふっと優しく笑ったんだ
嗄れた心も さざめく秘密も 気がつけば粉々になって
刹那の間に 痛みに似た恋が体を走ったんだ
...
深い惑い痛み憂い繰り返し いつの間にか春になった
甘い香り残し陰り恋焦がし 深く深く迷い込んだ
花びらが散ればあなたとおさらば それなら僕と踊りませんか
宙を舞う花がどうもあなたみたいで参りました
やがてまた巡りくる春の最中 そこは豊かなひだまりでした
身をやつしてやまない あんな嵐はどこへやら
まだまだ心は帰れない その細い声でどうか騙しておくれ
カラカラに枯れ果てるまで
ふらふら揺られて甘い香り 残し 陰り 幻
聞きたい言葉も 言いたい想いも 笑うくらい山ほどあって
それでもあなたを前にすると 何にも出てはこないなんて
焦げ付く痛みも 刺し込む痺れも 口をつぐんだ恋とわかって
あなたの心に 橋をかける大事な雷雨だと知ったんだ
...
どうか騙しておくれ 「愛」と笑っておくれ
いつか消える日まで そのままでいて
どうか騙しておくれ 「愛」と笑っておくれ
いつか消える日まで そのままでいて
どうか騙しておくれ 「愛」と笑っておくれ
いつか消える日まで そのままでいて
どうか騙しておくれ 「愛」と笑っておくれ
いつか消える日まで そのままでいて
言葉にするのも 形にするのも そのどれもが覚束なくって
ただ目を見つめた するとあなたはふっと優しく笑ったんだ
嗄れた心も さざめく秘密も 気がつけば粉々になって
刹那の間に 痛みに似た恋が体を走ったんだ
...
この曲の語彙:
| 語彙 | 意味 |
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春 (haru) /haɾɯ/ A1 |
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言葉 (kotoba) /kotoba/ A1 |
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心 (kokoro) /koꜜkoɾo/ A2 |
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声 (koe) /ko̞e/ A2 |
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目 (me) /me/ A2 |
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体 (karada) /ka̠ɾa̠da̠/ A2 |
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髪 (kami) /ka̠mi/ A2 |
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踊る (odoru) /o̞do̞ɾɯ/ B1 |
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悲しい (kanashii) /ka̠na̠ɕiː/ B1 |
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甘い (amai) /a̠ma̠i/ B1 |
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痛み (itami) /itami/ B2 |
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恋 (koi) /koꜜi/ B2 |
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秘密 (himitsu) /çiꜜmiːt͡sɯ/ B2 |
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惑い (madoi) /madoi/ C1 |
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憂い (urei) /ɯɾei/ C1 |
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雷雨 (raiu) /ɾa̠iɯ̟/ C1 |
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文法:
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その日から僕の胸には嵐が住み着いたまま離れないんだ
➔ 〜て形に ままを付けて、そのままの状態を表す表現
➔ 「住み着いたまま」は、その状態が続いていることを表し、「離れない」は離れないことを意味します。
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あなたにはこの世界の彩りがどう見えるのか知りたくて今
➔ 〜が〜のかは、疑問や好奇心を表す表現で、どう見えるのかを問いかける時に使う。
➔ この表現は、相手が世界をどう見ているのか知りたいという気持ちを表します。
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ただ目を見つめた するとあなたはふっと優しく笑ったんだ
➔ 「すると」は、ある行動の直後に起こる出来事を表す接続詞です。
➔ 「ただ目を見つめた」の後に「すると」を使って、その次に起こった出来事をつなげます。
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刹那の間に 痛みに似た恋が体を走ったんだ
➔ 〜の間には、ある期間の内側で何かが起こることを示す表現です。
➔ 「刹那の間に」は、非常に短い時間内に何かが起こったことを表し、「痛みに似た恋」が体を走ったことを示します。
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全てはあなたの思い通り 悲しくって散らばった思いも全て
➔ 〜は〜もは、何かが「～も」と付くことで、その対象を強調する表現です。
➔ この表現は、『〜は』が対象を強調し、すべてが相手の思い通りだったことを示します。
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あなたの心に 橋をかける大事な雷雨だと知ったんだ
➔ 〜だと知ったんだは、何かを知った事実や気づきを伝える表現です。
➔ 「あなたの心に橋をかける大事な雷雨だと知ったんだ」では、その雷雨が相手の心につながる重要なものだと気づいたことを示しています。
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言葉にするのも 形にするのも そのどれもが覚束なくって
➔ 〜のも〜のもは、同じ重要度の複数の行動を並列する表現です。
➔ 「言葉にするのも 形にするのも」は、そのどちらも十分でないと感じる心情を表します。
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あなたとおさらば それなら僕と踊りませんか
➔ それならは、前の条件に基づいて次の提案に移る表現です。〜ませんかは誘う丁寧な表現です。
➔ この表現は、「おさらば」の後に、「踊りませんか」と誘う提案表現です。
