ハルシネイト
歌詞:
[日本語]
チウニング狂わされて
全身に違和が残る
十年前のモワトリックの衝撃は
今や鼓膜を撃つ気配すらない
自らの欲望と喪失も
また同じように壊れてゆくのだ
眼球を逸らさないで
現実に耳を澄ませ
全人類がシステマチックに則って
美学が科学に慄いているのだ
正しさが戸を塞ぐ密室で
四壁を爆破する芸術を
ずっと 膝を抱えて待っている
何か足りない 何が足りない
答は剥き出しの本能
鳴らせ 雨の降る街へ
喉を枯らせ 麻痺するくらいに
それはまるで 祈りに似たハルシネイト
何億光年だって泳ぐ夢
冷凍室逃れたくて
現状に疑義を抱く
何時かはきっと
コントロールが効かなくなる
鼓動の音が失速する その前に
鳴らせ 雨の降る街へ
夜を伸ばせ まぶしいくらいに
それはまるで 祈りに似たハルシネイト
アンコールはない今夜限定の人生
...
自分の眼だけに射した
ひかりを愛していたい
これ以上はもう
一つも失いたくはない
降り頻る雨の音に
掻き消されるように
歌をうたって此処に刻んで
忘れないよう残していたいよ
どんな悲しみもずっと
鳴らせ 雨の降る街へ
喉を枯らせ 麻痺するくらいに
それはまるで 祈りに似たハルシネイト
何億光年だって泳ぐ夢
君の聴覚に届くまで
...
この曲の語彙:
| 語彙 | 意味 |
|---|---|
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狂わされて /kuruwasarete/ B2 |
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欲望 /yokubou/ B2 |
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喪失 /soushitsu/ B2 |
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現実 /genjitsu/ B1 |
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芸術 /geijutsu/ B2 |
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夢 /yume/ A2 |
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音 /oto/ A1 |
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雨 /ame/ A1 |
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祈り /inori/ B1 |
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光年 /kounen/ B2 |
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聴覚 /choukaku/ B2 |
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待っている /matteiru/ A2 |
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失速 /shissoku/ B2 |
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人生 /jinsei/ A2 |
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文法:
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全身に違和が残る
➔ 助詞"に"は、動作の対象や場所を示す。
➔ "に"は、違和感が全身の中に残っていることを示す。
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現実に耳を澄ませ
➔ "に"は、対象や状況を示していて、耳を澄ませる対象を具体化している。
➔ "澄ませ"は命令形で、集中して耳を傾けることを促している。
-
ずっと膝を抱えて待っている
➔ "ずっと"は、動作が長時間続いていることを表す副詞。
➔ "抱えて"はて形で、「待っている」と一緒に使うことで、膝を抱えながら待つ続ける動作を示す。
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答は剥き出しの本能
➔ "剥き出しの"は、名詞"答"を修飾しており、「の」によって二つをつなぐ形容詞句を形成している。
➔ "剥き出しの"は、答えの本能的な性質を強調するために、「答」を最も生の状態で直接修飾している形容詞句。
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鳴らせ 雨の降る街へ
➔ "鳴らせ"は動詞"鳴らす"の命令形で、「鳴らす」という意味。命令として使われており、「へ」は行き先を示す助詞。
➔ "鳴らせ"は、「雨の降る街へ」に向かって鳴らすことを命令している。"へ"は方向を示す助詞。
